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執事の話

天国の門

天国に入るには何が必要でしょうか?人生を生きる間に何をすれば天国に行けるのでしょうか?今日はそんな問いに対してちょっとしたヒントになるお話です。
原題は「Pearly Gates」です。早速見ていきましょう。
Divinity

「天国の門」

一人の男が死んで天国に行くことになった。
勿論、聖ペテロが天国の門で彼と出会った。
聖ペテロは言った。
「ここの仕組みを教えよう。
君は天国にたどり着くために100点必要だ。
君がこれまでしてきた全ての善行を教えてくれ。
私がそれぞれについて、点数をつけよう。
それがどれほど善いことかによる。君が100点に到達したら、中に入れるだろう。」
「わかりました。」男は答えた。
「私は結婚して、同じ女性と50年間ずっと一緒で、心の中でも一度も浮気をしたことがありません。」
「それは素晴らしい!」聖ペテロは言った。「それは3点に値するよ。」
「3点?」男は答える。
「そうですね…、私は人生を通して礼拝に出席し、献金や奉仕を通じて、その宣教を支援しました。」
「それはすごいね。」聖ペテロは答える。「それなら1点に値するよ」
「1点?、そんな、ではこれならどうですか。」
「私は街でスープ屋を経営し、避難所で暮らす宿無しの退役軍人のために働きました。」
「素晴らしい!それならもう2点追加だ。」
「2点!」男はわめいた。「この調子じゃ、私が天国に入る唯一の道は、ただ神の恵みによるしかないようですね。」
「入りなさい!」
作者不明

お話は以上です。
人間がどんなに善い行いをしたところで、神様の恵みなしには到底天国に入れないということでしょうか。
それほど神様の恵みの絶大さを認めることも大事ですし、人間は自らの力では救われないという謙虚な姿勢が必要なのだと思います。
御言葉がなければ救われる人は誰一人いません。聖書を詳しく読み、全ての人が神の恵みにあずかれることを切にお祈りいたします。
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