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執事の話

神に最も愛された男

神様が注目する人とはどんな人でしょうか?最近では、何か実力だけでは到底考えられない奇跡的な幸運を呼び寄せる人のことを「持ってる男」とか言ったりしますが、Paulo Coelhoさんのブログで紹介されていたお話に気づかされるものがあったので紹介します。
Old Man's Sheep

「神に最も愛された男」

シベリアのシャーマンが神に、神が愛している人を見せてくださいと願った。
神は彼に、ある一人の農夫を探すように言われた。
シャーマンは農夫を見つけたとき、尋ねた。
「あなたはどうして神にそれほど愛されているのですか?」
「私は朝に、神を呼び、一日中働き、眠る前にまた神を呼びます。それだけです。」農夫は答えた。
どうやら、間違った人を見つけてしまったのだろうか?シャーマンは考えた。
ちょうどそのとき、神が現れて言った。
「ボウルにミルクを満たし、町へ行って、戻ってきなさい。決して一滴もこぼさないように。」
シャーマンはそのようにした。彼が帰ってきて、神が知りたかったのは、その途中で何回神の事を考えたかだった。
「どうしてそんなことができるでしょうか?ミルクを一滴もこぼさないようにずっと見張っていたのに。」
「単なるボウルでもあなたに私を忘れさせるのだ。」神は言った。
「しかし、あの農夫は、全ての仕事を通じても、一日に二回も私の事を考えているのだ。」

翻訳は以上です。
ごくごく当然に思えることも、毎日必ずやり続けることは大きなことだと思います。神様は何も、一人ひとりに世界を変えるほどの特別なことを望んでいるわけではありません。ただ、神様のことを覚え、意識して生活することが私たちができる、最も身近で最も大きなことなのだと思います。
それでは今日のところはこのあたりで。
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