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執事の話

4人のボーイフレンドがいる女性

なかなか、けしからんタイトルですが、真面目で考えさせられるお話しです。
原題は「Girl With Four Boyfriends」です。
Petit Fours

「4人のボーイフレンドがいる女性」

昔、4人のボーイフレンドがいる女性がいた。
彼女は4番目のボーイフレンドを最も愛しており、高貴なローブで飾り、彼に最高のご馳走をもてなしてあげた。彼女はいつも最上のものだけを彼にあげた。
彼女はまた3番目のボーイフレンドもとても愛していた。そしていつも彼のことを近隣の王国に見せびらかしていた。
しかし彼女は、いつか彼が彼女の元を離れ、別の女のところへ行くのを恐れていた。
彼女はまた2番目のボーイフレンドも愛していた。彼は彼女の自信であり、いつでも彼女に対して親切で、慈悲深く、我慢してくれた。彼女が問題にぶつかると、いつでも彼にすがった。そして彼はいかなる難しいときも、彼女を助けてくれる。
彼女の1番目のボーイフレンドはとても忠実なパートナーで、彼女の富と王国の維持のために偉大な貢献をしてくれている。しかし、彼女は彼を愛していなかった。たとえ彼が彼女を深く愛していても、彼女は彼の事に見向きもしなかった。
ある日、彼女は病気にかかり、もう余命わずかだとわかった。これまでの贅沢な暮らしを思い返し、考えた。
「今は4人のボーイフレンドがいるけれど、私が死んだら、完全に一人ぼっちだわ。」
そのため、彼女は4番目のボーイフレンドに尋ねた。
「あなたを一番愛しているわ。
あなたに最高の衣装を与え、最も気遣ってきたわ。
今、私は死にかかっているの、私についてきて、一緒に死んでくれる?」
「まさか!」4番目のボーイフレンドは答えた。
そして一言もなく去って行った。
彼の答えは鋭いナイフのように彼女の心を切り裂いた。
悲しみに沈んだ彼女は次に3番目のボーイフレンドに尋ねた。
「生涯あなたを愛してきたわ、
今、私は死にかかっているの、私についてきて、一緒に死んでくれる?」
「やだよ。」3番目のボーイフレンドが答えた。
「命は貴重だ!もし君が死んだら、僕は他の人と結婚するよ。」
彼女の心は冷たく沈んだ。
彼女は2番目のボーイフレンドに尋ねた。
「私はいつもあなたに助けを求めてきたわ。そしてあなたはいつだってわたしのためにいてくれた。
私が死んだら、私についてきて、一緒に死んでくれる?」
「ごめんね。今度ばかりは駄目だよ。」2番目のボーイフレンドが答えた。
「せいぜい出来ることと言えば、君の墓まで一緒に歩いていってあげるくらいだよ。」
彼の答えは彼女を電撃のように打った。少女は打ちのめされた。
それから声が聞こえた。
「僕は一緒に行くよ。たとえ何処へ行こうが君と一緒に行くよ。」
少女は顔を上げた。そこには1番目のボーイフレンドがいた。
彼は栄養不足と無関心とでとてもやせ細っていた
ひどく胸を痛め、少女は言った。
「もっとあなたのことに気を遣ってあげるべきだったわ。」
実際、あなたには人生で4人のボーイフレンドがいる。
あなたの4番目のボーイフレンドはあなたの肉体です。それを見栄え良くするために、どんなに時間と努力をついやしてもあなたが死んだらなくなるのです。
あなたの3番目のボーイフレンドはあなたの財産、地位、富です。あなたが死んだら、全て他の人のものになります。
あなたの2番目のボーイフレンドはあなたの家族友人です。どんなに彼らがあなたと共にしたくても、彼らに出来ることは、墓までついていくことまでです。
そして、1番目のボーイフレンドはあなたの魂です。富や権力、世の楽しみを追い求めたりしているうちにしばしば大事に扱われなくなります。しかしながら、あなたの魂は唯一、あなたがどこへ行ってもついてくるものです。
養い、強くし、大事にしてください。それは神の御座でも永遠まであなたについていくあなたの唯一のものです。
その日を考えてください。いいですか、世界があなたを膝まづかせるとき、それは祈るための最高の状況なのです。
作者不明

いかがだったでしょうか。
4人もボーイフレンド!?けしからん!!と言いたいところでしたが、譬え話で全ての人に当てはまることでした。
生きている間に1番目のボーイフレンドにどうやって気遣ってあげたら良いのでしょうか?
聖書を読んでみましょう。その中に答えがあります。何故なら聖書はあなたの内なる存在のための最も栄養のある食糧だからです。
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