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執事の話

賢い女性が持っているものは?

頭の良い女性になりたい人って多いですよね。賢い女性ってどんな人を言うのでしょう?
今日のお話しは、目の前にある富や財産よりも大切なものが何かについて教えてくれるものです。
原題は「Wise Woman’s Riches」です。
Great Wall Overlook

「賢い女の人の財産」

ある賢い女の人が山中を旅している中、小川でとても貴重な石を見つけた。
次の日、彼女はお腹をすかせた旅人に出会った。
そこで、彼女はバッグを開け、自分の食べ物を分け合った。
腹を空かせた旅人は、その貴重な石を見て、彼女にその石をくださいと頼んだ。
そして彼女はためらいもなく石をあげた。
旅人は大喜びで去って行った。
彼はその石が一生涯食べていけるほどの高価な石だと知っていたからだ。
しかし数日後、彼は石を返しに彼女の元に戻ってきた。
「ずっと考えていたんだ・・・」彼は言った。
「私はこの石がどれほど貴重なものか知っている、
でもあなたからもっと価値あるものがもらえると思うから、この石をお返しします。
どうか私に、この石を惜し気もなく差し出せるあなたの心に中にあるものを、私にください。」
作者不明

知恵は富には変えられません。ソロモン王も世のどんなものよりも知恵を求めました。
女性よりも、戻ってきた旅人こそが賢いのでは?と思うストーリーでしたが、個人的にはとても好感の持てる話でした。
皆さんはどう感じましたか?
旧約聖書の中の箴言31章には賢い女の人についての描写があり、私もすごく好きな聖句です。せっかくなので紹介させていただきますね。

箴言31章10節~31節
だれが賢い妻を見つけることができるか、彼女は宝石よりもすぐれて尊い。
その夫の心は彼女を信頼して、収益に欠けることはない。
彼女は生きながらえている間、その夫のために良いことをして、悪いことをしない。
彼女は羊の毛や亜麻を求めて、手ずから望みのように、それを仕上げる。
また商人の舟のように、遠い国から食糧を運んでくる。
彼女はまだ夜のあけぬうちに起きて、その家の者の食べ物を備え、その女たちに日用の分を与える。
彼女は畑をよく考えてそれを買い、その手の働きの実をもって、ぶどう畑をつくり、
力をもって腰に帯し、その腕を強くする。
彼女はその商品のもうけのあるのを知っている、そのともしびは終夜消えることがない。
彼女は手を糸取り棒にのべ、その手に、つむを持ち、
手を貧しい者に開き、乏しい人に手をさしのべる。
彼女はその家の者のために雪を恐れない、その家の者はみな紅の着物を着ているからである。
彼女は自分のために美しいしとねを作り、亜麻布と紫布とをもってその着物とする。
その夫はその地の長老たちと共に、町の門に座するので、人に知られている。
彼女は亜麻布の着物をつくって、それを売り、帯をつくって商人に渡す。
力と気品とは彼女の着物である、そして後の日を笑っている。
彼女は口を開いて知恵を語る、その舌にはいつくしみの教がある。
彼女は家の事をよくかえりみ、怠りのかてを食べることをしない。
その子らは立ち上がって彼女を祝し、その夫もまた彼女をほめたたえて言う、
「りっぱに事をなし遂げる女は多いけれども、あなたはそのすべてにまさっている」と。
あでやかさは偽りであり、美しさはつかのまである、しかし主を恐れる女はほめたたえられる。
その手の働きの実を彼女に与え、その行いのために彼女を町の門でほめたたえよ。

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