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執事の話

私のいない明日が来たら

とても素敵な詩の紹介です。翻訳しながら涙が止まりませんでした。
33歳の時、乳がんで余命6ヶ月と宣告されたMonicaさんという方が1999年7月29日に亡くなり、その一周忌に夫のSean A. Cohenさんによって寄せられた詩です。
原題のタイトルは「When Tomorrow Starts Without Me」です。
Monicaさんが亡くなられる直前に夫を想いながら読んだ詩という設定で翻訳させていただきました。
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「私のいない明日が来たら」

私のいない明日が来たら、そしてもう私に会えないなら。
もし、太陽が昇り、あなたの目が私のために涙で一杯になっているのを見かけたら。
どうかそんなに泣かないでください、あなたが今日泣いたようには。
多くの事を考えながらも、私たちは決して口にしない。
あなたが私をどんなに愛しているか知ってるわ。
私もあなたを愛しているもの。
あなたが私のことを考えるたびに、あなたも私がいなくて悲しく思うのでしょうね。
でも、私がいない明日がきたら、どうかわかってください。
天使が来て、私の名前を呼び、私の手を取って、
私の場所が用意されたみたいーはるか上空の天国に、
私が本当に愛した全てのものを残して、もういかなければならない。
でも私が去っていくときになって、私の目から涙がこぼれるの。
私の生涯においていつも考えてきたわ、私は死にたくないと。
私があなたを遺していくなんて、ほとんど不可能なことに思える。
昨日、良いことも悪いことも全て考えたわ。
私たちが分かち合った愛の全てを、共に過ごしてきた喜びの全てを。
ほんのしばらくの間でも、もし昨日に戻れるなら、
さよならを言って、あなたにキスしたい。そのとびきりの笑顔が見れるまで。
でも、私は分かったの。それはもう叶わないことだって。
無と思い出がいよいよ私の元にきたのだから。
私がこのすべてのことを考えたとき、明日が来るのがとても悲しい。
あなたのことを考えたわ。そうしたとき、私の心は悲しみで一杯だった。
でも天国の門に向って歩いたとき、とても心が安らいだの。
神様が私をみて、微笑んで、その金色の玉座から神様は言ったわ。
「ここは永遠だ。私が約束しよう。
今日あなたの地上の命は過ぎ去る。でもここで、新しく始まる。
明日はなく、今日がいつまでも続く。そして毎日が同じだから、過去を慕う必要もない。
あなたはとても信心深く、信頼と真実で生きてきた。あなたはすべきでないことをした時間が少しはあるけれど…
でもあなたは許されている。そして今はもう自由になる。私の手を取ってきなさい。私の命を分かち合おう。」
だから、私のいない明日が来たら、
私たちが離れ離れになるって決して思わないで。
あなたが私を思う時はいつでも、
わたしはすぐそばに、あなたの心にいるのだから。
作者:David M. Romano
翻訳:Keiji

原文も掲載させていただきます。

When tomorrow starts without me, and I’m not there to see.
If the sun should rise and find your eyes, all filled with tears for me.
I wish so much you wouldn’t cry, the way you did today,
While thinking of the many things we never got to say.
I know how much you love me, as much as I love you..
And each time that you think of me, I know you’ll miss me too..
But when tomorrow starts without me, Please try to understand..
An angel came and called my name and took me by the hand,
It seemed my place was ready – In Heaven far above,
and that I’d have to leave behind, those things I dearly love..
But as I turned to walk away, a tear fell from my eye.
For all of life, I’d always thought, I didn’t want to die.
I had so much to live for, so much yet to do,
It seemed almost impossible, that I was leaving you..
I thought of all the yesterdays, the good ones and the bad..
I thought of all the love we shared, and how much fun we had..
If I could relive yesterday, just even for a while,
I’d say goodbye, then kiss you ‘til I saw that special smile..
But then I fully realized, that it could never be,
‘Cause emptiness and memories, would take the place of me.
And when I thought of all those things, I might miss come tomorrow,
I thought of you, and when I did, my heart was filled with sorrow. .
But when I walked through Heaven’s gates, I felt so much at home.
When God looked down and smiled at me, From his great & golden throne,
He said, “This is eternity, and all I’ve promised you.
Today your life on Earth is past, but here it starts anew.
I promise no tomorrow, but today will always last,
and since each day is the same day, there’s no longing for the past. .
But you have been so faithful, so trusting and so true,
Though there were some times you did some things you shouldn’t do. .
But you have been forgiven, and now at last you’re free,
So come and take me by the hand, and share my life with me..”
So when tomorrow starts without me, don’t think we’re far apart,
for every time you think of me, I’ll be right there – in your Heart..
attributed to
David M. Romano – 1993

原文があまりにも美しく、わたしの訳がつたなくて全てを伝えきれませんでしたがお許しください。
この詩は1993年に David M. Romanoさんによって書かれた詩とされていますが、正確な日付や決定的なソースがないことからAuthor Unknown(作者不明)とする場合も多いようです。
私が調査した限り、最も古い出展が掲示板上に投稿されたMonicaさんの夫のSean A. Cohenさんによる書き込みになります。
都合、女性の立場で読んだ詩として翻訳させていただきましたが、男女問わず、葬儀のときなどに引用されることが多い詩のようです。
どことなく「千の風になって」に通じるところがあると感じるのは私だけでしょうか。
人の肉体は滅びても、霊魂は永遠に生きる。そう思わせる詩でした。
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