お金で得られない豊かさ

私がバンクーバーへ留学していた頃の話だ。
ホームステイでお世話になったファミリーは、決して経済的に裕福ではなかった。
(だからホームステイを受け入れているのだが・・・)

観光産業が主要な街で、あまり人気のない安月給の市バスの運転手。
毎日バラバラの時間帯に起きて、出勤していくハードな仕事。
おしゃれな服装をするわけでなく、生活も質素でぜいたくするわけでもない。

一般的な日本人の暮らしからすると物足りないかもしれない。

しかし、彼らとの生活の中で、日本人にはない豊かさを感じていた。

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週末になると、友人が訪れてきて、手作りの料理をもてなし、
新旧の話に花を咲かせながら、歓談の時をすごす。
子供たちも最近の出来事を楽しそうに話し、暖かい時間がすぎていく。

ファミリーとフレンドと共に過ごす時間が、日本の一般的な家庭よりもずっと豊かなのだ。

お金はあまりないかもしれない。しかし、使うべき場所を知っている。
人が生きて、生活していくうえで、何が大切なのか、感じる機会だった。

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語学スクールのブラジル人クラスメイトは、いつも同じ服を着ていた。
お昼を節約して、食べないこともよくあった。

しかし彼は誇らしく語る。

「俺は貧しくなんかない。俺は今日、屋根のある家で休むことが出来るし、ブラジルにはファミリーが皆、健康に生きている。」

お金をたくさん稼いでも、
大切な人と過ごす時間が貧しかった日本での自分の生活。

Quallity of Lifeを真剣に考えるきっかけとなった。

今、私は決して経済的には豊かでない。
しかし、いつも定時にあがり、毎日、大切なファミリーと夕食を一緒に食べることができる。週末はChurchで友人と楽しく過ごしている。

私が望んでいた、お金では得られない豊かな暮らし。
この大切なものを失わないでいたい。


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