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執事の話

登山にみる人生の真理

登山をしながら人生を悟ることが多いと思います。
高い山であればあるほど、それを踏破したときにもっと素晴らしい光景が見えるし、達成感もひとしおです。今日は、「A Walk In The Mountains」というお話しで、登山の最中に出会う一つの人生の真理を教えてくれるものです。
Two walkers on the ridge

「山歩き」

父と息子が山を歩いていた。
突然、息子が転倒し、怪我をして叫んだ。「うわーーーー!!!」
息子は驚いたことに、山の中のどこかで、自分の声が繰り返されるのを聞いた。
「うわーーーー!!!」
興味深く、彼は叫んだ「誰ですかー?」
答えが帰ってきた。「誰ですかー?」
返答に怒り、彼は叫んだ。「臆病者!」
答えが帰ってきた。「臆病者!」
彼は父の方を見て、尋ねた。「一体、どういう事?」
父親は微笑んで言った。「息子よ、よく見ていなさい。」
それから父は山に向かって叫んだ。「すごいなお前!」
声が帰ってきた。「すごいなお前!」
また、父は叫んだ。「お前はチャンピョンだ!」
声が帰ってくる。「お前はチャンピョンだ!」
息子は驚き、でも理解できないでいた。
それから父は説明した。
「人々はこれを山びこと呼ぶんだ。でも実際これは人生なのさ
お前が言ったり、したりする全てが、お前に帰ってくるんだ。
人生は純粋に私たちの行動を反射する。
もし世界からもっと愛されたければ、あなたの心にもっと愛をつくること。
もしチームにもっと力量が欲しければ、あなたの力量を上げることを考えるんだ。
この関係は人生の全ての事にあてはまる。
人生はあなたがした通りにあなたに返してくれる。
あなたの人生は偶然ではない。それはあなた自身を反映したものなんだ。」
作者不明

お話は以上です。
山彦にみる人生の真理でしたが、確かにその通りだと思います。
今の自分を見つめてみて、それは結局自分自身のしてきたことの現れだと素直に認めることが大事だと思います。また、将来の自分の姿は、これから自分がどうするかが現れていくものです。
短いながらに大切なお話でした。
それでは今日のところはこのあたりで。
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