さてminiDrawも段々慣れてきたこともあり、せっかくなので、
以前紹介したInkscapeのチュートリアルにならって、どこまで描けるか挑戦してみたいと思います。
根本的にそろっている機能に大分差があるので、表現しきれない部分もあると思いますが、絵本に使用するなら、それほど詳細な絵である必要もないので、ある程度は目をつぶって、ざっくりと描いてみることにします。
まずは大体の輪郭線をトレースしてみます。
ここですでにノード数に差がでますが、あまりここで時間かけてもやる気なくなってくるので、ある程度で進めることにしました。
トレースするには背景として、元画像を読み込んで、新規レイヤーに描線は赤色にしてパスをどんどん伸ばしていきます。
読み込んだ背景の表示・非表示は簡単に切り替えられます。
だいたい、ざっくり描線が完成しました。ここで背景は除去します。
これにグラデーションや塗りつぶしを進めていきますが、ここで根本的なInkscapeとの機能の違いに直面します。
・透明度を扱うことができない。
・ガウスぼかしなんてない。
・ストロークした円形の描線の厚みを左右で異なるように微調整できない。
せいぜいやれることといったらグラデーションを調整することくらいなので、とにかくグラデーションだけでどこまでできるか挑戦。
やれば何とかなるものですね。グラデーションを駆使することで、透明度の調整やガウスぼかしに近い効果を実現できました。描線の厚みは上に保護色を重ねることで、表現できなくもないです。最終的に、これくらいまでに仕上がりました。
とまぁ、それなりにやればできるということがわかってきたので、miniDrawで基本的な絵を制作してInkscapeでまとめる方向性で何とかなるように思えました。
一点、注意がいるのはInkscapeに取り込むには、一旦SVG画像としてメール送信してからなので、基本的に、レイヤー情報を引き継ぐことができません。一つのオブジェクトとして完成した図形を読み込んでいくことになるので、ちょっとした調整も、miniDrawでやってから再度読み込んでいくということになりそうです。
ここまできたら掌の上でひたすら描いていくしかないと腹をくくることにしました。
追記
2012.10.26. miniDrawでも透明度が扱うことができることが判明しました。レイヤーツールの中でHideとかShowとか以外にもOpacityの表示を見つけました。これで表現力がグッとあがりそうですね。
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