短いながらも感銘を受けるお話がありましたので紹介します。
原題は「A Change Of Attitude」です。
「考え方を変えること」
このお話は、戦争の際に、夫とモハーヴェ砂漠のキャンプで過ごしていた女性についての物語です。
彼女は、本当にその場所が嫌だった。熱は到底耐え難く、日陰でも華氏125度(摂氏51℃に相当)で、風は絶え間なく吹き、そこら中は砂だらけだった。
いよいよ、いてもたってもいられなく、彼女はオハイオの両親に、もう耐えられないから家に戻ると手紙を書いた。
彼女の父からすぐに航空便で手紙が届いた。馴染みのある、わずか二行の文章だった。
「二人の男が鉄格子から外を見た。 一人は泥を見て、もう一人は星を見た。」
娘は実際のことを考えた。頭だけでなく心から。そして彼女は手紙に従うことを決断した。
彼女は近所の人と友達になった。次第にその地方を好きになり、そのことについて本を書いた。
砂漠は一切変わっていない。しかし彼女の考え方が変わったのだ。彼女は父の手紙に心から耳を傾けたから、全く新しい世界が彼女の前に開けたのだ。
作者不明
いかがだったでしょうか。
ここでは「考え方」と訳していますが、原文では「Attitude」という単語であり、ものごとの見方、考え方、態度や立ち居振るまいを意味します。
個人的には父親の手紙がシンプルな分、グッとくるものがありました。真理を表した短文って良いですね。
環境は変わらなくても、自分がそれをどう眺めるか次第で、全く別の世界が開けていく、私も実践していきたいと思います。
「二人の男が鉄格子から外を見た。 一人は泥を見て、もう一人は星を見た。」
なんだか気に入ったので、もう一度、書きました。
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