危険な食品添加物として名高い亜硝酸ナトリウム。子どもの弁当に入るウインナーとか、妻が結構気にしていたので、改めて調べてみることにしました。
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どうして使うの?
効能・役割
亜硝酸ナトリウム(別名:亜硝酸ソーダ)は発色剤と防腐剤の効能があり、
肉製品や魚卵などの黒ずみを防ぎ、また非加熱のソーセージには細菌繁殖の防止のため添加が義務づけられています。
主に市販のハム・ベーコン・ソーセージなどの加工肉やイクラやタラコ、明太子などの魚卵系の加工食品に使うと色鮮やかなピンク色を保つことができ、見た目をキレイにすることで美味しそうに見せることができます。
よく使われる食品
ハム・ベーコン・サラミ・ソーセージ イクラ・スジコ・タラコ・明太子
危険ではないの?
人体への影響 健康被害
食品添加物中では、毒性が非常に強く最も危険な部類に属するため厳格な使用基準が定められている。
また、魚肉・魚卵・食肉などに含まれるアミンと胃の中で結合し、発がん性物質のニトロソアミンに変化します。
そのため、ハム・ベーコン・ソーセージなどの食品に対しては重量の0.005%~0.007%、
イクラ・スジコ・タラコなどの魚卵系の場合は重量に対して0.0005%と決められており、
魚卵系は特にアミンが多く含まれているので、使用量が低く設定されています。
厳格な使用基準により使用量が微量のため、急性毒性が現れるということはほぼありませんが、影響が現れるとしたら慢性毒性や発がん性が疑われています。
動物実験において、微量のニトロソアミンを長期間投与したところ、高確率で肝臓がん・腎臓がんが発生することが確認されています。
日本人に胃がんが多いのは、ニトロソアミンが原因ではないかとする声もあります。
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基本データ
成分・分類
化学式: NaNO2 モル質量: 68.9953 g/mol 密度: 2.17 g/cm³ 融点: 271°C 可溶性: 水
亜硝酸ナトリウムはナトリウムの亜硝酸塩である。別名は亜硝酸ソーダ。工業薬品JIS K1472-83、試薬JIS K8019-92、食品添加物。毒物及び劇物取締法で劇物に指定。消防法で危険物第1類の亜硝酸塩類。水質汚濁防止法で施行令第2条有害物質。 ウィキペディア